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乳酸菌について

乳酸菌とは

乳酸菌とは糖類を発酵してエネルギーを獲得し、多量の乳酸を生成する細菌の総称です。腸内には善玉菌と悪玉菌と日和見菌が存在し、その善玉菌の代表となるのが”乳酸菌”です。理想のバランスは善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7です。
◎善玉菌
乳酸菌、ビフィドバクテリウム、ラクトバチラスなど/腸内を酸性にし、病原菌をやっつけてくれたり、免疫力を高めてくれます。
×悪玉菌
ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌(有毒株)など/腸内をアルカリ性にし、腸内を腐敗させたり、発がん物資や毒素のある有害物質を作り出します。
△日和見菌
バクテロイデス、ユウバクテリウム、連鎖球菌などその名のとおり強い方に味方する菌。健康なときは強い味方として善玉菌をサポートしますが、悪玉菌が優勢になると一緒になって悪さをします。健康なときは無害でも、免疫力が落ちた時は日和見感染症を引き起こします。

乳酸菌の種類


乳酸菌は「属」・「種」・「株」から成り立ちます。大きく4属に分類され、約500種、約15000種類以上の株に分けられます。※人で例えるなら「属」=人、「種」=人種、「株」=名前


①ラクトバチルス属・・・自然界に最も多く存在し、身近に存在する乳酸菌。酸素に強い。
②ラクトコッカス属・・・ラクト(乳)、コッカス(球菌)。生乳やチーズ、バターなどの発酵食品に存在する乳酸菌。

③ビフィドバクテリウム属・・・ビフィズス菌のこと。人の腸管内に生息する乳酸菌。酸素があると発育できない。
④エンテロコッカス属・・・エンテロ(腸内の)、コッカス(球菌)。「新型乳酸菌」として注目されている乳酸菌。免疫力を高める働きがある。

乳酸菌を使用した製品

乳酸菌は主に乳製品・醸造製品・漬物などに利用されます。

【乳製品】はっ酵乳・乳酸菌飲料・チーズ・発酵バターなど
【醸造製品】みそ・しょうゆ・清酒など
【漬物】ぬか漬け・キムチ・たくわんなど

乳酸菌の効果・効能

乳酸菌は整腸作用を良くするだけでなく、種類や株によって、便秘・下痢・花粉症・アレルギー症状・肌荒れなどの改善、ダイエット、免疫力アップ、がん予防など、様々な効果があることが分かっています。
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